オーストラリアで紛失した小さな放射性カプセルが捜索のきっかけとなる

2023年1月28日 / 午後2時15分 / AP通信

西オーストラリア州当局は、鉱山からパース市の倉庫までトラックで輸送中に紛失した、小さいが潜在的に致死性の放射性カプセルを捜索していると当局者が土曜日に発表した。

救急サービスは装備不足により対応が困難になっていると述べ、連邦や他の州に支援を要請した。

消防救急局は、携帯用の放射線検出装置と金属探知機を備えたチームを混雑した貨物輸送路の36キロメートル（22マイル）に沿って配置し、8ミリメートル×6ミリメートル（0.31インチ×0.24インチ）のユニットを捜索した。

ニューマンのリオ・ティント鉱山からパース郊外のマラガまでの1,400キロ（870マイル）の旅の途中でトラックの後部から転落したとみられている。

「私たちがやっていないのは、目で小さな装置を見つけようとすることではない」とダリル・レイ警視は述べ、パース北部の人口密集地域とグレート・ノーザン・ハイウェイ沿いの戦略的拠点に集中していると付け加えた。

「私たちはガンマ線の位置を特定するために放射線検出器を使用しています」と彼は言いました。

当局はまた、トラックのGPSデータを利用して、ドライバーが1月10日頃に鉱山を出た後、運転手が通った正確なルートと停車場所を特定していた。

固体カプセルはすでに別の車両のタイヤに引っかかり、捜索範囲から数百マイル離れたところにある可能性があると懸念されている。

鉛が入った大型ゲージの内部でネジが緩み、穴から落下したとみられる。

リオ・ティントは、カプセルの梱包と倉庫への「安全な」輸送を専門の放射性物質取扱業者と契約したが、水曜まで行方不明について知らされなかったと述べた。

アンドリュー・ロバートソン最高保健責任者は、金曜日に国民への通知まで2日待つという西オーストラリア州政府の決定を擁護し、鉱山と倉庫を捜索して排除し、ルートを確認する必要があると述べた。

同氏は、カプセルは放射線安全輸送および規制に従って、パレットにボルトで留められた箱の中に梱包されていたと述べた。

同氏は、「トラックの振動がゲージの完全性に影響を与えた可能性があり、ゲージが崩壊し、実際にそこから発生源が出たのではないかと考えている」と述べた。「今回のようにゲージがバラバラになるのは珍しいですね。」

調査では、ゲージとカプセルが1月16日に到着した後、鉱山現場でのゲージとカプセルの取り扱い、使用された輸送ルート、パースの倉庫での手順が調査される。

警察はこの事件は事故であると判断しており、刑事告訴は行われない可能性がある。

当局は水曜日に箱が開けられる前に倉庫での盗難の可能性を否定した。

小さな銀色のシリンダーは、放射線計で一般的に使用される 19 ベクレルのセシウム 137 セラミック線源です。

ロバートソン氏は以前、この装置は1時間に10回分のX線を放出するため、一般の人々は少なくとも5メートル（16フィート）離れるべきだと述べた。接触すると、免疫系や胃腸系への影響を含む、皮膚の損傷、火傷、放射線障害を引き起こす可能性があります。

長期間の曝露は癌を引き起こす可能性もあるが、専門家らはカプセルを兵器化することはできないと述べている。

「私たちが懸念しているのは、誰かがそれが何なのかも知らずにそれを手に取り、これは何か面白いものだと思って（そして）保管し続けることです」とロバートソン氏は語った。

初公開日 2023 年 1 月 28 日 / 午後 2 時 15 分

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